お口の健康フェア 2021より 北見地区栄養士会
人は何故食べるのでしょう?
「食べる」と言うことは、水分と栄養素を摂ることで、体を作ったり修復したり体の調子を整 えるので、生きていく上で必要なことです。
体は夜作られる?
栄養素を運び老廃物を回収するのは、主に就寝中、 全身を流れる血液によって行われますので、就寝中は全身に血液を十分循環させることが大切です。
就寝前の飲食は?
子どもさんのいる方は「むし歯になるから」大人の方だと「太るから」とお答えになる方が多 いですが、その通りです。もう一つ大切な事があります。「就寝前の飲食」は、消化するために内臓に血液が集まり全身に流れる血液量が減ってしまい睡眠の質を悪くし自律神経に作用する他「寝ても疲れがとれない」「朝、食欲がない」など「健康な体」が作れない一因となります。 お仕事の都合などで、就寝前に夕食という方は、 和食中心で油脂が少ない消化のよい食事にするとよいでしょう。また、「よく噛んで食べる」ことは消化を助けます。
しっかり食べるために歯を大切に!
噛むことは消化を助けることの他に、胃腸や脳の働きを活発にする、肥満を防ぐ、ストレス解消などの効果がありますが、歯が抜けていたりむし歯があるとよく噛んで食べることができなくなってしまいます。しっかりと食べるためにも歯を大切に。治療や定期健診を受けて健康な歯を維持しましょう。
心の栄養も必要!
お風呂上がりのアイスやビールは美味しく「心の栄養」のためには必要ですが、週に1回程度にし、習慣にならないようにしましょう。 なお、水・お茶は、就寝前の飲食にはなりませんので、水分は喉が渇く前に摂りましょう!