6月1日、紋別市保健センターで「歯の健康デー」が開催された。このイベントは、紋別歯科医師団・紋別保健所・紋別市が共同で開催し、街の恒例のイベントの一つであったが、近年はコロナ禍により中止が続いていたのである。
初めに若松英輝団長が「歯の健康デーを5年ぶりに開催できました。この機会に皆様の歯に対する関心が深まることを祈念しております。有意義な時をお過ごしください」と挨拶があった。
季節は小学校や中学校の運動会の季節。慌ただしい中、子供たちやその父母たちが集まり、小学生図画ポスターコンクールでは低学年・高学年の部に分かれ、最優秀賞・優秀賞・入賞合わせて12名の児童が表彰された。
その後、歯科検診、ブラッシング指導、フッ素塗布が行われた。参加者に募ったアンケートの中には、主催者側にとっても感銘深い意見もあった。
当日は、紋別の観光協会のキャラクター「紋太」(もんた)君が登場。その着ぐるみの愛らしさは子供たちから親しまれた。
紋別では、以前は歯科医師が2名ほど持ち回りで歯科検診を行っていたが、平成になってから6月第一土曜日に地域の歯科医師・歯科衛生士・技工士たちが結集し、フッ素塗布等を取り入れ様々な趣向を凝らし一つのイベントとして開催してからは雰囲気が明るくなり好評であった。今年は中止が続いた後の開催であり、歯科をめぐる状況も変化する中、今後に向けて新たな再スタートを感じられる日でもあった。