お知らせ

2021/06/04

食べることの大切さを知ろう①

お口の健康フェア 2021より 北見歯科技工士会

味しいものをいっぱい食べたい、でも歯が...人間の栄養は口から食べ物を通して吸収します。歯はあらゆる食物をかみ砕き、胃や腸に送るときの第一関門として大変重要な存在です。歯がなければおいしく食事を摂ることもできませんし、食べる楽しみも減ってきます。

食事を口から食べることの大切さ医療技術の進歩で、口から食べる以外にも栄養を摂取する手段はあります。しかし、口から食べる事は、単に栄養を摂取するだけではない、次のようなメリットがあります。

食べ物を認識し、手を使って口まで運び、 歯で噛み、味わって飲み込む一連の動作、 なんとなく行動しているようでも、実際には脳の指令によって、様々な情報伝達、指令系統を動かしていきます、これら一 連の動作は神経系の活性化につながっています。

食べ物を口から摂り、噛むことで唾液が多く分泌されます。唾液には口腔内を清潔に保つためにも自浄機能があり、 口の雑菌繁殖をおさえ、口腔内のトラブルや、肺炎などの病気の予防にもなります。 家族や、周囲の人々との会話も楽しめる食事や、季節感を感じることのできる食事は、 満足感や充実感を得ることが出来ます。口から食べる事の楽しみは生きるたのしみ、 元気の源となるのです。

日々の歯科技工、 入れ歯、さし歯など個々の患者様の使われ 方を考え、形、向き、色、発音、など考慮し、 食べやすく作ります。口の中というのはとても敏感な器官なので、精神的な問題にもつながります。適正に入れ歯、さし歯を使っていただくことで日々の生活の質が向上し ます。また、それらは人生の満足度にまで影響を及ぼします。そのため、歯科医療の果たす役割はますます重要になります。