健康長寿のカギは、口にあり
「オーラルフレイルの予防」と「8020運動」から健康寿命世界一を目指して
「8020運動」とは、80歳で20本以上の歯を保つことを推進するものです。平成元年におけるわが国の8020達成者は7%にすぎませんでしたが、現在では
50%を超えるほどになっています。歯科医師会は、この「8020運動」に代表される国民運動をさらに発展させるべく、心身の虚弱を防ぐためのお口の機能の維持という目的で【オーラルフレイルに早めに気付いて・対応する重要性】を今後継続的に、発信・啓発していきます。
こんな時はオーラルフレイルに注意
□ 噛めない食べ物が増えた
□ 滑舌が悪いといわれている
□ 噛むと痛んだり不快感がある
□ 食べこぼしが増えた
□ 飲み物などでむせやすくなった
□ 口が乾燥しやすい
□ 会話で「え?」と聞き返されることが増えた
1つでも当てはまったら、歯科を受診して口腔ケアや口腔リハビリで改善しましょう。
オーラルフレイル
オーラルフレイルとは、オーラル(口腔の)、フレイル(弱い)という語が表す通り、高齢になって歯・ロの機能が虚弱になることで、身体の衰えの一つです。これは健康と機能障害との中間に位置づけられ、可逆的であることが大きな特徴の一つです。口腔機能の軽微な低下や食の偏りが初期サインであり、早めに気づいて適切な対応をすることでより健康に近づきます。